バラゾウムシとバラクキハバチの詳細

これぞまさしく、バラゾウムシです。長い鼻がゾウみたいなので、このような名前がつきました。(お米につくコクゾウムシと同じ仲間です)
とてもすばしっこく、捕殺が困難な害虫の一つです。発生時期は春から秋までで花の蕾があがってくる頃は要注意です。バラゾウムシは上記の画像のように蕾の近くを集中して突き刺し穂先が(蕾から5センチくらいまで)枯れ込んでしまいます。

体の胴体部分にオレンジ色の帯を締めたバラクキハバチ。体長1cmちょっとの細長い虫です。この虫1匹で数箇所の茎を刺していきます。この虫が一番腹が立ちます!

こちらは、バラクキバチ被害に遭った花茎です。見るも無残な姿です。バラクキバチの場合は穂先ではなく、どちらかといえば蕾から15〜20センチ下の太くて柔らかい充実した新しい枝を好み突き刺します。

被害箇所の皮をはぐと、ご覧のような線が横に走っております。

更に詳しく見てますと皮の部分に穴が開いているところが数箇所あります。ここがバラクキバチが茎に突き刺した跡になります。そして、その穴から左右に弧を描くように線が延びています。これはバラクキバチが茎の中を左右に卵管を突き刺しこんだために出来た傷です。このことより茎の導管(水や栄養を供給する菅=人間の血管のようなもの)が寸断され枯れこみを生じさせます。

7箇所くらいの穴が開いています。バラクキバチはあまり細い枝よりもどちらかと言えば箸くらいの立派な枝が好みのようで、そのような枝に集中して突き刺すようです。だぶん卵を産みつけますので、自分の子どもがよりよい環境で育つようにとの親心からかもしれません。
このような開花を目前に控えたバラに打撃を加えるバラゾウムシやバラクキバチは非常にすばしっこく捕殺が困難な害虫です。また、直接的な薬剤散布もなかなか効果を発揮してくれません。
対策としては、この虫を寄せ付けないという方法が一番で、でもAZグリーン(ニーム液)250倍希釈液(水1000cc+AZグリーン4cc)を雨が降った翌日の夕方に散布するのが最も効果的です。(雨が降ったらニーム液が洗い流されてしまうからです)










