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バラ最大の敵!テッポウ虫の駆除方法

毎年8月〜9月にかけバラの株元に(時には太い枝から)木屑が出現します。これは、春以降にカミキリムシが卵を産みつけ卵からかえった幼虫(テッポウ虫)が木の中を食害することにより現れます。
このまま放任しておきますと枝が枯れるだけではなく、場合によっては木全体が枯れてしまい、取り返しのつかない事態になってしまいます。まさにテッポウ虫、早期発見・早期駆除が重要です。

まず、上記のような木屑を発見しましたら、その木屑がどの部分から出ているのかをよく見極めます。木屑が出ているところ=進入口です。この部分からアタックしますので、なるべく慎重に進入口を探してください。木屑は地面に落ちてきますので木屑のある場所の上を見られると、おおかたの場所が分かります。

作業は低い場所の場合が多いので、当然ひざをついての作業となります。ひざが泥で汚れないように、1日分の新聞紙を敷いてからされますとよろしいです。

木屑が出ているであろう部分を尖った硬いもので押してみます。(写真のものは鉗子といわれるものですが、ピンセットやハサミでも可能です)するとある部分だけズボッと中へ入る部分があります。ここが進入口です。(ここが見つかりませんと先には進めませんので、根気よくかつ丁寧に探してください)

進入口が見つかったら中の木屑を出してどこへ向かっているか見当をつけます。あるものは下(株元)へ向かって行き(8割方)また、あるものは枝の上へ向かって行くもの(2割方)など様々です。

今回の場合は枝の上へ向かっていましたので、先ほどの鉗子で樹皮を押しながら探っていきます。(テッポウ虫は食害しながら進みますので、進んだところは押すとくぼみます)

写真の青い点が押してくぼみが生じたところです。鉗子で押しながら進めていきますと、ある部分からくぼまなくなります。くぼまなくなった=食害が無いということになります。 念のためその周囲を押してみます。(赤い点) これで青い点の先端部にテッポウ虫が居ることが確定します。次に、その部分の皮をはぎ中からテッポウ虫を取り出し、駆除は完了です。虫にも五分の命「君には何の罪もないが勘弁してください」という気持ちで駆除いたしますと、駆除された虫も救われます。

次のケースではテッポウ虫が下方へ(株元)へ行っている場合です。この場合は鉗子で押しても判りませんので、なるべく進入口からの木屑を除去し、上記の対テッポウ虫用のノズル式殺虫剤を使用いたします。

殺虫剤を穴の中で噴射する場合、一度にシュ〜!といたしますとふきこぼれてしまい、完全に穴の中に入ったかが分かりませんので、軽く5〜6回ほどシュ!シュ!と噴射するのがポイントです。

もし、ノズル式殺虫剤がない場合やあらためて購入するのはちょっと…という場合は粒剤や液体の殺虫剤を使用されてもよろしいです。今回は上記のオルトラン粒剤(スポイト+水)を用意しました。

オルトラン粒剤を木屑を取り除いた進入口にできるだけ入れます。

そして、スポイトで水を注入します。こういたしますとオルトラン粒剤が溶け、穴の底へと流れていきます。

最後の詰めは殺虫成分を木に吸わせ木の中にいるテッポウ虫を完全に駆除します。(秋以降の葉を食害する害虫駆除も兼ね)まず、株の周りに溝を掘り、そこにオルトラン粒剤をいれます。テッポウ虫は株元のどこにいるか分かりませんので、株の全周囲の根から吸わせるよう、必ず円にして施されてください。決して片円のみは厳禁です。

そして、殺虫成分を早く木が据えるよう水で溶かします。溶かして水が引きましたら溝を埋めてきれいにします。

最後は、株元をきれいにし7〜10日間の経過観察を行います。おおかた、この期間内に木屑は出なくなります。木屑が出なくなった=駆除できたということになります。

カミキリムシの幼虫、テッポウ虫です

幼虫がサナギになったところです

サナギから成虫になったカミキリムシです